gesel's diary

万国のプレカリアート団結せよ 立憲民主党 社民党とれいわ新鮮組の力で変えよう

大飯原発

皆さまへ
美浜の会

今日(10月29日)は、おおい町に申し入れに行きました。
おおい町、小浜市、若狭町と京都、大阪、奈良から10名が参加しました。
町の企画課長など2名が対応。11時30から40分間でした。

哲演さん、石地さん、おおいの皆さんはじめ、参加された皆さん、お疲れ様でした。
補足、感想などお願いします。

◆要望事項の第一は、11月2日の断層調査の結果について、安全側にたった判断と、町民・周辺市民に説明を求めてほしいと要望。

企画課長は冒頭、「十分慎重に調査をやつていただくことはありがたい。結果が公表されたらそれを受けて対応したい」と、言葉を選んで回答。

・「公表された調査内容については見ていきたい」と言いながら、調査団から説明を受けることや住民に説明することは考えていないと。

・おおい町の参加者から、立地町として、責任ある態度で臨むべきだ等の意見が出され、最終的には、「町民に対して説明が必要なら、調査結果が公表された後に考えたい」と答えました。

・広島大の中田先生と渡辺先生の調査によって、陸の熊川断層が小浜湾につながっている可能性が高くなっています。規制委員会の会合で島﨑委員は「さらに確実な証拠が出てきたようにみえる」とも発言しています。
関電保安院は、海の二つの活断層と熊川断層の3連動は「念のため」と言い続けてきました。しかし、熊川断層が小浜湾までのびていることで、実際に3連動する可能性が高まっています。この点について、小山さんが地図を示しながら説明すると、課長はなにやら神妙に見入っていました。

全体としては、敷地内断層の再調査については、「今になって再調査など」と内心で思っている様子でした。

◆第二の要望は、制御棒挿入の基準値2.2秒を守る必要があると表明してください。
 関電は裁判で、「地震の時は2.2秒は守らなくてもいい」等ムチャクチャなことを言っています。裁判長は「自治体などは、この基準値の問題はどうなんだろう」と発言しています。

最初の町の回答は「設置許可申請は2.2秒の基準で進められている」となにやらはっきりしません。

・参加者から、4月の住民説明会で、この問題について保安院がいい加減な回答をしたが、町としては検討していないのかと問われてる、「町としては検討していない。技術的専門的問題は国や県の判断なので・・」。

・福島事故では制御棒は挿入できたが、炉心溶融と爆発により大量の放射性物質が放出された。制御棒がちゃんと入ることは事故を防ぐ大前提だと、哲演さんが指摘されると、
「制御棒が基準値以内に入ることは重要」であると認めました。

・そして、福井県の安全専門委員課長も「2.2秒以下である必要がある」と話していることを紹介すると、「2.2秒は基準であり、県と同じ見解です」と認めました。

このことは、裁判で活かすことができるでしょう。小さいですが、確かな成果です。

福井の参加者からは、「町として独自に判断する責任がある」こと、また、「オリは破れるので、虎はかえない」との話も紹介され、大飯原発の運転を早く止めるべきと訴えられました。

関電は31日に、「活断層ではない」というこれまでの主張を覆すデータはないとして、敷地内のF-6断層は活断層ではないとする調査結果を発表するようです。関電の調査結果など、誰も信用できません。
トレンチを掘って「破砕帯の存在は確認できた」ということのようですから、2日の調査団の調査と4日の検討会で、十分に安全側に判断されるよう監視していきしょう。

申し入れ終了後、関西組は、スリリングな小浜湾の海底活断層「視察・勉強」へと向かいました。 

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