gesel's diary

万国のプレカリアート団結せよ 立憲民主党 社民党とれいわ新鮮組の力で変えよう

福島みずほさんより

11月22日脱原発をめざす女たちの会・ご案内◆
タイトル:「福島原発事故 4年目の真実」

今年の猛暑も原発ゼロで電気は足りていました。
それなのになぜ原発を再稼働し、原発を海外に売りまくるのでしょうか?
原子力産業に群がる人々の私益のため、そしてプルトニウムを溜めこんで
核武装できる日本にするためでしょうか?
汚染水によって放射能被害は世界に広がり、被曝の影響が日本のあちこちに表
れています。 原発事故がもたらした現実をもう一度見つめなおし、脱原発
の道を探りましょう。

 日時:2014年11月22日(土)14:00 〜 16:30(開場13:30
 会場:星陵会館(千代田区永田町2−16−2
 参加費:1000円

内容: 
★海外メディアが伝える私たちの知らないフクシマ
  仏独共同国営放送局ARTE「フクシマ 最悪事故の陰に潜む真実」などから
★講演
「拡散する放射能福島第一原発のいま」澤井正子さん(原子力資料情報室)
脱原発と結んで〜フクシマ事故被害者の健康と生活を守ろう」
      振津かつみさん(医師・チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西)
放射能時代を生きる3つのアクション」 
                 辛淑玉さん(人材育成技術研究所所長)
★スピーチ
「被ばく者として─今も福島で」 
                       古川好子さん(避難を考える会/ 会津若松市在住)
お申し込み
 電話・FAX でも受け付けます。
 お名前・ご住所・電話・FAX 番号をお知らせください。
 なお、お申込みは参加費1000円のお振り込み確認をもって、受付完了とさ
 せていただきます。お振り込みの際は、11.22 集会参加費と明記してくだ
 さい。
 集会参加者とお振り込み人名が違う場合は、その旨を必ずお知らせくださ
 い。集会当日は参加費の「振込控え」を入場券とします。必ずご持参くだ
 さい。当日参加も受け付けますが、お申込み多数の場合は入場できない場合
 もあります。
    郵便振替 口座番号 00180-9-318934
    銀行振込 ゆうちょ銀行 019(ゼロイチキュウ)店 店番 019
         口座番号 0318934
    口座名はいずれも「脱原発をめざす女たちの会」です。
主催・お問い合わせ:脱原発をめざす女たちの会
     電話:080-3174-3584 FAX:03-6551-1111
     e-mail:info@nnpfem.com

いい加減なこのクニ

みなさまへ

市民10団体で鹿児島県の同意について
緊急声明を発出しました。
拡散お願いします。

******************************

緊 急 声 明

川内原発再稼働・民意無視の鹿児島県知事・県議会の「地元同意」に抗議する
避難計画はずさんで要援護者を切り捨てている
避難施設は津波等の危険区域に設定されたままで違法状態
巨大噴火の予測は不可能との火山学会の警告も無視

2014年11月7日

 本日11月7日鹿児島県議会は川内原発再稼働賛成の陳情を可決し、伊藤知
事も再稼働に同意を表明した。福島原発事故が収束の目途すら立たない中で、県
内の住民説明会での反対意見、いちき串木野市での住民の過半数を超える署名、
周辺自治体からの再稼働反対・廃炉決議等に示された、多くの県民の反対の声を
踏みにじる行為に強く抗議する。

 避難計画は、実効性がなく、住民の被ばくを避けることはできない。要援護者
の避難先さえ決まっていない。さらに、一時避難場所や避難所の一部は、津波
の危険区域に指定されたままであり、住民の安全を守ることはできず、4月に改
正された災害対策基本法等に違反した状態のまま放置されている。重大事故時
に、避難先がないという事態を招きかねず、住民の安全を守ることはできない。

 日本火山学会は11月3日、巨大噴火の予測が可能であることを前提にした原
子力規制委員会の火山影響評価ガイドの見直しを提言した。火山学会原子力対応
委員長は、川内原発の火山審査についても批判している。九州電力鹿児島県
会において、巨大噴火の前兆は数十年前に現れ、核燃料の搬出に十分に間に合う
との見解を根拠なく示し、伊藤知事もこの説明を受けて、火山リスクは問題がな
いとしていた。しかし、この見解は、火山の専門家による科学的知見とはかけ離
れたものであり、これを鵜呑みにしては、県民の安全を守ることはできない。
 川内原発の保安規定の審査は続いている。モニタリングや核燃料搬出方針など
具体的な検討はまだこれからである。原子力規制委員会は、火山学会の提言を受
け止め、川内原発の審査を止め、火山ガイドの見直しに着手しなければならない。

 このような状況であるにもかかわらず、安全性を軽視し、民意を踏みにじる再
稼働同意は許されるものではない。
 鹿児島・九州・全国の運動が一層連携して、川内原発の再稼働を止めよう。


2014年11月7日

反原発・かごましネット/避難計画を考える緊急署名の会(いちき串木野市)/
原発避難計画を考える水俣の会/玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める
裁判の会/美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会/グリーン・アクション/
グリーンピース・ジャパン/福島老朽原発を考える会/FoE Japan/原子力規制
を監視する市民の会

川内原発 日本の滅亡がかかる大事な決定に

みなさま(重複失礼、拡散歓迎)

FoE Japanの満田です。
10/9から、鹿児島県5箇所で、川内原発の審査書の説明会が開催されます。
しかし、この説明会は、規制庁が1時間で審査書の内容を説明し、それに関する
質疑が30分(延長も可とのこと)行われるだけの一方的なもの。インターネット
中継も、写真撮影も、録音も禁止。

これにおかしい!ということで始まった「一方的な説明会ダメ!」署名。おかげ
さまで、一次締切の10/2までに2021筆の署名が集まりました。10/3に、薩摩川内
市、鹿児島県にそれぞれ提出しました。
報告を下記に掲載しましたので、ぜひご一読ください。
http://311.blog.jp/archives/14323573.html

薩摩川内市は、「5箇所の説明会のやり方は、県が決めること。再稼働の是非は、
市民によって選ばれた市議会が判断(つまり公聴会公開討論会は必要ない)」
と回答。
鹿児島県は、公聴会公開討論会の開催の可否については言及せず、インターネッ
ト中継については、「説明会は、県民対象のため、インターネット中継する必要
はない。県民のみなさんに”生の説明”をきいてもらう。録画したものを、のち
ほど公開する」と回答。

市民たちは、「一方的に審査書の内容を説明され、質疑がたったの30分。これは
市民の意見をきくには不十分」「佐賀の玄海原発プルサーマルを導入するとき
は、公開討論会をやった」「透明性を高めるためにも、インターネット中継を導
入すべき」などと要望しました。

鹿児島県内(薩摩川内市鹿児島市姶良市いちき串木野市など)および県外
(佐賀、関西、東京)などから市民15人が参加しました。

鹿児島県内の各メディアでは大きく報道されました!
【動画】原発住民説明会で市民団体が申し入れ(KTSニュース)
http://news.ktstv.net/e52157.html 

署名継続しています。ぜひ、ご協力ください! 
オンライン署名:https://pro.form-mailer.jp/fms/b1577ec165569
Change.orgより署名: http://goo.gl/hm4m11
紙の署名(PDF)https://dl.dropboxusercontent.com/u/23151586/sendai_setsumeikai_dame.pdf  

以下、提出した要請書です。
--------------------------------------------------
<※鹿児島県知事あての要請文写し。薩摩川内市長宛の要請文も内容は同様>
2014年10月3日
鹿児島県知事 伊藤祐一郎 様 

川内原発再稼働問題:一方的な「説明会」ではなく
住民の声を聞く「公聴会」や
再稼働の賛否を討論する「公開討論会」の開催を求めます

川内原子力発電所に係る新規制基準適合性審査結果に関する住民説明会が、10月
9日から薩摩川内市日置市いちき串木野市阿久根市、さつま町で予定され
ています。
しかし、これは「審査書」に限定した一方的な説明会であり、住民の意見を十分
にきき、再稼働に関する意思決定に反映させるものではありません。

福島原発事故に見るように、ひとたび事故が起これば、その影響は広範囲に長時
間続きます。私たちの故郷が失われる可能性もあるのです。
それなのに、私たちが意見が言う場はありません。これはおかしいです!

すべての県民が、再稼働に関する賛否の根拠を知ることができる「公開討論会
や、住民の意見をきくことを目的にした「公聴会」の開催が必要ではないでしょ
うか。

また、現在の「説明会」は、参加対象を限定して、各地でたった1回の開催であ
り、参加者の発言時間も限られています。透明性も十分確保されているとはいえ
ません。会場にいけない人が説明や質疑をみることができるようにインターネッ
ト中継などが必要です。

私たちは、以下を要請します。

・一方的な「説明会」ではなく、原発再稼働の賛否を議論する「公開討論会」や、
住民の意見をきくことを目的とした「公聴会」の開催を行うこと
・「説明会」は、各地の住民が十分質疑に参加できるように、鹿児島県の各自治
体で複数回開催すること
・インターネット中継を行い、会場に行かない人も中継をみれるようにすること

9月25日からの8日間に、県内外から賛同署名2021筆が集まりましたので、提出します。

反原発・かごしまネット/川内原発建設反対連絡協議会/避難計画を考える緊急
署名の会/川内原発の再稼働に疑問を持つ市民の会(出水市)/ピースアクト出
水/原子力規制を監視する市民の会/原発避難計画を考える水俣の会/グループ
原発なしで暮らしたい・水俣原発の再稼働ストップ水俣の会 /玄海原発プル
サーマルと全基をみんなで止める裁判の会/原発ゼロをめざす水俣の会/福島老
原発を考える会/美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)/グ
リーン・アクション/FoE Japan

--
満田夏花 MITSUTA Kanna <kanna.mitsuta@nifty.com>
携帯:090-6142-1807
FoE Japan新住所】8月27日より
〒173-0037 東京都板橋区小茂根1-21-9
Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986

高浜原発を廃炉へ

◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
美浜の会ニュース№130号(2014年9月14日)紹介
http://www.jca.apc.org/mihama/News/news130/index_news130.htm

川内原発の再稼働を止めよう
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇

皆さまへ、 美浜の会ニュース№130号の紹介です。

川内原発の審査書に見られるように、規制委は安全性無視の姿勢をエスカレート
させ、政府と一体となって再稼働の動きを強力に進めています。審査書や避難計
画の問題点を具体的に批判し、全国の運動を結集して、川内原発再稼働を止めて
いきましょう。

美浜の会ニュース130号 目次】(○印をHPで公開しています)
http://www.jca.apc.org/mihama/News/news130/index_news130.htm

○火山リスク等を無視する川内原発「審査書」 屋内退避に押し込む政府の避難
政策 川内原発の再稼働を阻止しよう

○火山審査・汚染水対策・・・川内原発審査書は新規制基準に違反している
 [投稿 原子力規制を監視する市民の会]

川内原発再稼働 政府ぐるみで猛烈な圧力 「安全神話」復活を阻止しよう
 [投稿 反原発・かごしまネット]

・8月29日 福井県の防災課に申し入れ

・9月12日 大飯3・4号行政訴訟 第11回法廷報告

○8月31日 福井県原子力防災総合訓練・監視行動報告 [投稿 グリーン・アクション]

・はじめて地元へ!7月7日 市川町へ避難計画の申し入れ
 [投稿 市川町より] 

・「市民の安全も県と国におまかせ」 三田市7月31日懇談
 [投稿 三田市より]

・近隣府県住民、要援護者の避難を無視した福井県の避難時間推計シミュレーション

○7月18日 玄海原発MOX裁判 証人尋問 私達は「負ける気がしない!」
 [投稿 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会]


★HPで公開しているのはニュースの一部です。
どれも皆さんに読んでいただきたいのですが、
美浜の会の活動は、ニュース購読料・カンパでまかなっているため、ぜひ、定期
購読をお願いします。

紙版の「美浜の会ニュース」の定期購読、あるいは今号だけのご注文は、このメー
ルへの返信でお願いします。

◇定期購読 年間2000円(年6回程発行) (発送時に振替用紙を同封します)
 郵便振込 00950-6-308171 美浜の会

◇ニュース1部 300円(発送時に振り替え用紙を同封します)

美浜の会サポーター 年3000円(ニュース購読料込み)


(このメールは、これまでメール・ニュースをお送りしている皆さん、美浜の会
にメールをいただいた皆さんなどにお送りしています。
今後、メール・ニュースが不要の場合は、お手数ですが、ご連絡ください。)

2014年9月16日
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
530-0047 大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階
TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581
http://www.jca.apc.org/mihama/  mihama@jca.apc.org

高浜再稼働も止めて欲しい

川内原発再稼働をやめろ!
全国一斉規制委抗議行動 第2波

日時:7月9日(水)12時〜13時半原発立地の行動は7月7日〜11日の週を検討中)
場所:原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前 (http://www.nsr.go.jp/nra/map.html )
港区六本木1丁目9番9号   TEL:03-3581-3352(規制庁)
東京メトロ 南北線六本木一丁目駅」徒歩4分、日比谷線「神谷町駅」徒歩8分
主催:再稼働阻止全国ネットワーク    
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry   メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
TEL 070-6650-5549             FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付け)
協力:原子力規制を監視する市民の会  http://kiseikanshishimin.jimdo.com/    @kanshi_chu


私たち「再稼働阻止全国ネットワーク」は、新規制基準の施行日以来、再稼働審査よりも放射能汚染水対策を!と主張し、連続的に原子力規制委員会への抗議行動をしてきました。しかし、規制委は、既に120回も審査会合し、今は川内原発の「審査書案」作成に着手しています。
東電福島第一原発(イチエフ)の放射能汚染水対策も廃炉への道も見えず、コントロールもブロックもできていない中で、原子力規制委員会の再稼働容認は許せません。まして、事故を踏まえていない新規制基準で、地震対策も火山噴火対策もプラント評価も全く不十分なままで、また、避難対策も住民理解も得られないままで、再稼働などあり得ません。
私たちは、6月12日〜14日の鹿児島・川内行動に多数参加して川内原発再稼働反対を訴えました。13日午後には鹿児島市内で全国相談会を開催(参加120名)し、鹿児島・川内現地や他原発現地の方々とともに、避難問題など川内原発再稼働阻止のための行動を論議しました。その中で再稼働推進組織・原子力規制委員会を糾弾し川内原発の再稼働を阻止することも確認しました。
そこで、「新規制基準」施行(7月8日)から2年目に入る9日(水)に「全国一斉規制委抗議行動」第2波を提案します。原子力規制委員会(六本木一丁目)のみならず全国の規制庁現地事務所に対して抗議したいと思います。首都圏及び原発現地・周辺の方々の同時行動への参加を呼びかけます。

フランスの核実験

皆さま

急なお願いで恐縮なのですが、よろしくお願いします。
ガストン・フロス大統領宛に日本の団体や著名人(政治家、経済人等)の名前を連ねた公開書簡を

6月25日24:00まで!
フランスが太平洋、ポリネシアで行ってきた核実験の被害者を追悼するための記念碑が危機に!
95年にフランスが核実験再開宣言をした時には世界中から国会議員含め多くの反対する人々が集まったタヒチに(日本からは大蔵大臣も参加)、世界中の核実験場から追悼のための石を持ち寄って記念碑が作られています。もちろん、広島、長崎からの石も。

下にある、真下さんが作成された、ガストン・フロス仏領ポリネシア大統領への公開書簡に署名できる団体や著名人をご存知の方(またはご本人)がありましたら、各自打診していただき、団体名、個人名(個人の場合は氏名と肩書き:フロス大統領はあまり日本のことを知りませんので、肩書きが物を言います)を真下 俊樹さんメールアドレス: mashimot@gmail.com 宛にお送り下さい。


■オンライン署名(avaaz)もぜひお願いします。
日本語→ http://urx.nu/9zt2
英語→ http://urx.nu/9zt6
仏語→ http://urx.nu/9zte

金生英道(かのおひでみち)
原水爆禁止日本国民会議
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11総評会館1F
TEL:03-5289-8224 FAX:03-5289-8223

〈お願い文〉--------------------

ガストン・フロス仏領ポリネシア大統領に対するフランス核実験被害者記念碑の取り壊し撤回と永久保存を求める公開書簡への共同署名のお願い(至急!)

タヒチのパペエテにある核実験被害者の記念碑が、右派のガストン・フロス仏領ポリネシア大統領によって取り壊されようとしています。

■すべての核被害者を記憶し、被害を繰り返さないための記念碑

この記念碑は、長年独立・反核運動に身を捧げ、2004年ついに仏領ポリネシア大統領となったオスカー・テマル氏が、任期中の2006年に、ポリネシアの核実験被害者団体のモルロア・エ・タトゥとともに建設したものです。首都パペエテ市の目抜き通り沿いの海岸公園のなかにありますが、この地区はかつて「ジャック・シラク広場(Place Jacques Chirac:1995年に世界の反対を押し切ってフランス核実験再開を強行したことでも有名)」と呼ばれていましたが、テマル新大統領はこれをモルロアでの最初のフランス核実験が行われた日にちなんで「1966年7月2日広場(Place du 2 juillet 1966)」と名付け、その40周年を記念して2006年7月2日に除幕式を行いました。

太平洋諸島には他の島を訪れる際に、訪問先への敬意と友情の印として自分の島の石を贈る風習があり、この記念碑には太平洋を中心に、核実験場となった各地の石が多数埋められました。2009年5月には、長崎県平和運動センターの奥村英二さんが、被爆者からの連帯の印として広島と長崎の爆心地で採取した石を寄贈し、それを設置する式典が行われました(写真参照:そのとき同行したNHK取材班が作成したニュースにも出てきます)。

■「観光再開発」名目に核実験の記憶と被害者運動の圧殺を目論む

2013年5月に再び権力の座を手にしたフロス現大統領(ポリネシアの大統領は議会が選出する間 接選挙で、不安定な政局から過去10年間に大統領が13回交代している)は就任後、「観光推進のためパペエテのウォーターフロント再開発」を打ち出し、本年6月11日、現在までモルロア・エ・タトゥに貸与されている海浜公園地区の一部の使用許可を撤廃することを閣議決定しました。同時に、記念碑のある地区の名称を以前の「ジャック・シラク広場」に戻すことも決めました。

自身を始め側近の公金横領や汚職が絶えず、「ポリネシアを私物化したフランスで最も腐敗した政治家」と言われてきたフロス大統領ですが、今回の決定の目的は、これまで傀儡政権の長として自分を寵愛し、核実験の見返りとして本国から潤沢な補助金を提供してくれたシラク元仏大統領に恩を返すだけでなく、自治権の拡大とともに補助金の減額が決まっているなかで、ポリネシアの数少ない産業のひとつである観光開発を進めるために、ポリネシアから核実験の禍々しい過去の記憶を消し去り、被害者を葬り去ることにあると思われます。

■核実験被害者だけでなく、若者からも反対運動

この決定に対して、ローラン・オルダム「モルロア・エ・タトゥ」代表は「1966年7月2日広場の記念碑はポリネシアの歴史遺産であり、今や世界的に知られている。『地域ボスの気まぐれ』で取り壊すなどもってのほか。ポリネシアにも根付いている民主主義はこの決定に強く反発するだろう」と抗議しています。

オルダム氏の予想どおり、フロス大統領の決定直後に、パペエテ市にある「フランス太平洋大学(Université française du Pacifique)」の学生が「ポリネシアの暗い歴史を葬り去ってしまうことは許されない」とネット上での呼びかけ、記念碑の保存を求める非政治的団体「プヒハウ(Puhihau)」が結成されました。プヒハウは6月22日(日)記念碑周辺での大規模デモを呼びかけています。ニュースの見出しには「反核運動、世代交代か?」の文字も見られるようになりました(このあたり、311後の日本を彷彿させます)。

また、ネット署名サイト www.avaaz.org 上でも国際的な取り壊し反対の署名活動が行われています(仏語英語日本語)。

■フロス大統領、あわてて代替地を提案

急速な反対運動の拡がりに驚いたフロス大統領は、6月17日になって、記念碑を取り壊す代わりにパペエテ市内ファーレ・ウテ地区にあるのフランス海軍基地正門前のロータリーに移設してはどうかと提案してきました。

これに対して、モルロア・エ・タトゥとプヒハウは「記念碑はあくまで現在の場所に永久保存すべき」として、提案を拒否しています。

―――

以上のような状況のなかで、ネット上での日本語による署名と平行して、直接ガストン・フロス大統領宛に日本の団体や著名人(政治家、経済人等)の名前を連ねた公開書簡を送って圧力を加えたいと考えます。

次ページの要請文にご署名いただけそうな団体や著名人をご存知の方(またはご本人)がありましたら、各自打診していただき、団体名、個人名(個人の場合は氏名と肩書き:フロス大統領はあまり日本のことを知りませんので、肩書きが物を言います)を下記メールアドレス宛にお送り下さい。

署名入りの日仏文の要請書をフロス大統領にメール(pdf)で送付するとともに、モルロア・エ・タトゥと相談して、フランスやポリネシアのメディアにも最も効果的なやり方で流します。

モルロア・エ・タトゥのジョン・ドゥーム事務局長によると、フロス大統領は自治権獲得記念日の6月29日の前に撤去したいと考えているそうですので、6月25日24:00必着でお願いします

― 真下 俊樹: mashimot@gmail.com

〈ガストン・フロス仏領ポリネシア大統領への公開書簡〉--------------------

ガストン・フロス 仏領ポリネシア大統領 殿
B.P. 2551, 98713 Papeete, Tahiti, Polynésie française

2014年6月24日

核実験被害者記念碑の取り壊しの撤回とこの記念碑の現在の場所での永久保存を求めます

私たち日本の市民は、タヒチ島パペエテ市1966年7月2日広場に現存する「核実験被害者記念碑」を貴殿が解体・撤去する決定を行ったことに強い憤りを感じ、その決定の撤回と記念碑の現在の場所での永久保存を要請致します。

この記念碑には、核実験場となった太平洋の他の島々の石とともに、広島・長崎の市民が原爆の爆心地で採集し、ポリネシアのフランス核実験被害者など世界の核の被害者への連帯の印としてこの記念碑に寄贈した石が安置されています。このことは、日本の公共放送でも報道され、広く日本国民の知るところとなっています。また、多数の住民を被曝させ続けている福島第一原発近くの石も近々寄贈されることになっています。

その意味で、1966年7月2日広場の核実験記念碑は、いまやポリネシアの歴史遺産であるだけでなく、日本を含めた世界の核被害者の「人類と核は共存できない」という思いのこめられた歴史遺産なのであり、世界がその保存を求めています。

日本の広島市内の中心部に原爆ドームというのが在ります。原爆の爆心地に位置していた原爆ドームは、原爆の危険性を表現する象徴的な存在です。この原爆ドーム一時期、壊してしまおうかという声が上がったことがありました。しかし、広島市民を始め世界中から寄せられた募金によって補修工事が行われ、永久に保存することが決まりました。1996年にはユネスコ世界遺産に登録され(「二度と同じような悲劇が起こらないように」との戒めや願いをこめた「負の遺産」として)、毎年内外から140万人以上の人が訪れています。原爆ドームなど原爆の残したものを取り壊し、見えなくしていれば、国際平和都市としての今日の広島はなかったはずです。

私たちは、パペエテの1966年7月2日広場につくられたあの小さな核実験記念碑も「ポリネシア原爆ドーム」となると信じます。すでに日本のピースボートは年1~2回、毎回約900人の日本人観光客を乗せてこの記念碑を訪れています。

核兵器をはじめとして、国家が起こした過去の過ちが、それを覆い隠し、忘れさせようとすることによって乗り越えられたためしはありません(愛する者たちの命を奪い、脅かすものをどうして忘れ去ることができるでしょう?)。過去の過ちを繰り返し思い出すこと、そして二度と同じような過ちを繰り返さないためには何をしなければならないかを考え続けることによって初めて、私たちはそれらを乗り越え、新しい未来への一歩を踏み出せるのです。それこそが、その地域固有の文化遺産と誇り、そしてアイデンティティの源泉となると信じます。

(署名)