gesel's diary

万国のプレカリアート団結せよ 社民党と自由党の力で変えよう

国内で唯一 動いている大飯原発についてその隣の小浜市に対して市民が要望 市長は安倍首相にボールペンを渡したときにこれを言うべき

2013年2月12日
小浜市長・松崎晃治 様
原発設置反対小浜市民の会(代表・岩本敏行)


国の「原子力災害対策指針・改定原案」についての要請書

・大飯原発3・4号機は再稼働を強行しています。とくに吹雪、積雪の冬季間は、対岸の小浜市民にとって特に危惧せざるをえません。風速5メートルで30分以内、同10メートルで15分以内に小浜市街地を放射能が襲い、市民は甚大な外部被曝(内部被曝)を被るでしょう。何よりも、大飯1―4号が1年稼働するだけで、その炉内に広島原爆4000発分の死の灰と長崎原爆120発分のプルトニウムが生成、蓄積されることを忘れるわけにはいきません。また、第二のフクシマとしての「若狭原発震災の前夜」(石橋克彦氏)の懸念も払拭できません。
・改定された関西電力との「安全協定」でも、依然として小浜市(民)は差別・排除を受けています。原発設置を拒み続けてきた、実質上の地元として、大飯原発の建設・増設に対しての同意権があったら、4基の同原発は存在しえなかったし、再稼動もありえなかったはずです。
福島原発震災」の痛切な被災経験も十分に検証されないまま、国の「原子力災害対策指針」の改定作業が拙速に進められています。その新指針に対して、大飯原発から5kmの「予防的防護措置区域・PAZ」の泊(区民)を含め、20km以内に市全域がすっぽり入り、高浜原発美浜原発からも30kmの「緊急時防護措置を準備する区域・UPZ」に入る小浜市(民)として、以下の強力な訴えや要請をする所以です。わたしたち市民の切実な不安や要望を、貴職からぜひ国や県に伝え、強く要請していただくと共に、市としても主体的に実効性のある「原子力災害対策」の改定にとりくんでください。

〈要請項目〉
①現行の「小浜市地域防災計画・原子力災害編」の「第4章 災害復旧計画」に即して、小浜市と同じように原発を拒否し続けながら、福島原発震災にまきこまれ、避難を余儀なくされている 浪江町(民)の実情(状)を調査・検証すること。
②2月22日の市環安協の研修会で参加市民団体側の資料配布も認めること。傍聴者の発言を認めること。
③新指針について、規制庁からの出席を求め、行政担当者や市民の公聴会を開催すること。
④オフサイトセンターや屋内退避施設に、遮蔽効果やフィルター付換気の整備はおこなわれているのか確認し、整備させること。
ヨウ素剤は、プルーム接近前に飲用できるよう態勢をとること。
⑥大飯原発の東対岸にある内外海半島の泊地区では一部の居住地がPAZの目安5km内にあるが、このような場合、泊地区全体をPAZとして扱うべき。地震で事故が発生したとき、地区住民の避難ルートをどうするのか、よく考慮して計画を立てること。
⑦県の「原子力災害時の避難に関する暫定措置」(昨年6月29日)では、大飯原発を除く他の原発事故時には、小浜市民は避難する対象になっていない。それどころか、敦賀原発事故では小浜市は敦賀市民の受け入れ先になっているが、受け入れ計画はどうなっているか。高浜原発事故はもちろん、美浜原発事故でもUPZ外の措置を考慮して、小浜市民全体を避難する対象として捉えるよう、計画の抜本的見直しを県に申し入れること。
⑧同「暫定措置」では、大飯原発事故のとき、小浜市民は越前市と鯖江市に避難することになっているが、福島事故の事実や原子力規制委員会のUPZ外措置に照らせば妥当ではない。再検討するよう県に申し入れること。
⑨避難方向は基本的に風上に設定するべき。事故時の気象条件は様々であり、複数の避難先とルートを準備する必要があり、福井県境を超えた広域の協力関係を築くことが不可欠である。小浜市民が京都府はもちろんのこと、兵庫県やさらに西方面に避難することができるよう、対象地域との準備的協議が可能になるよう県と国に申し入れること。
⑩国内原発中、危険度№1で、30年以上の老朽炉の大飯1・2号機は永久停止、廃炉を要請すること。(2011年6月、小浜市議会が全会一致で決議した「意見書」の「2 原子力発電所の安全を確保するため、30年をこえ、高経年化している原子力発電所の運転の延長を認めないこと」を参照。)
⑪SPEEDI による大飯原発の「拡散シミュレーション」をすべて公開するよう国に要請すること。また、大飯オフサイトセンターのSPEEDIの運用訓練に習熟し、気象予測―避難経路―避難先を事前に確定させること。
⑫避難等の基準の初期値 500μSv/時(50mSv/週)、20μSⅴ/時(20mSv/年)は、平常値の0.05μSv/時、公衆への上限値の1mSv/年、放射線管理区域の0.6μSv/時、5・2mSv/年に比し、論外。少なくとも、0.6μSv/時に避難の基準値を統一すること。
⑬原子力規制庁が昨年12月13日に公表した「拡散シミュレーション(総点検版)」では、大飯原発事故が起こったとき小浜市東部住民の被ばく線量はゼロという結果になっている。これは「97%値」という根拠のない方式を採用した結果で、小浜市民を愚弄するものである。全16方位それぞれで、最大値を与える「100%値」を公表するよう、原子力規制委員会に申し入れること。
⑭大飯・高浜原発周辺の津波痕跡調査を要請すること。
⑮大飯原発の破砕帯、活断層の連動が解明されたのだから稼働しないよう要請すること。
⑯大飯原発の防潮堤、避難道路、免震棟、フィルター付ベントの完成までは稼働を認めないこと。
⑰大飯3・4号機の即時停止を。仮に再々稼働する前には、以上の条件を満たし、全面的な防災訓練を実施すること。

 以上の要請につき、2月21日までに文書で回答してください。